オンライン英会話のレッスンで伸び悩みを感じる原因は?
「英語を話せるようになりたい」「海外旅行でスムーズに現地の人と交流を図りたい」と考え、オンライン英会話へと加入する方は増えました。
どんな目的でも簡単に英語を勉強できますし、わざわざ実店舗へと足を運ばなくても自宅やカフェなど好きな場所でレッスンを受けられるのが最大のメリットです。
しかし、オンライン英会話のレッスンを受けて一定期間が経過して、伸び悩みを感じている方は少なくありません。
- 単語は頭の中に入っていても具体的に文章として説明できない
- 実際に海外旅行へと行ったが上手くコミュニケーションを取れない
- 使用しているテキストや教材のレベルが一向に上がらない
上記のような状態に陥り、「私は英語に向いていないのではないか?」と考えて次第に学習モチベーションが下がる傾向があります。
そこで、オンライン英会話のレッスンで伸び悩みを感じる原因を幾つか挙げているので、上手くレベルアップできていない生徒は確認しておきましょう。
英文法の知識が足りていない
伸び悩みを感じるのは、英文法の知識が足りていないのが大きな原因です。
例えば、オンライン英会話でドラマや映画の感想文を伝えるレッスンを受け、「ストーリーの主人公は貧乏な家庭に生まれ、私はポジティブな考え方に共感しました」と先生に伝えるとします。
英語を勉強し始めたばかりは一つの文章にするのが非常に難しく、下記のように短文で伝えるのはOKです。
- His family was poor.(彼の家族は貧しかったです。)
- He was very positive.(彼は非常にポジティブな人でした。)
- I can understand his feeling.(私は彼の感覚を理解できます。)
短文だとしても、簡単な英単語を組み合わせていれば相手へと上手く伝わるでしょう。
しかし、このようなシンプルな伝え方に物足りなさを感じ、「もっと簡潔に話したい」「もっと上手に伝えたい」と考えると意外と難しくて伸び悩んでしまいます。
この気持ちは大いに分かるものの、以下の文法知識がなければ簡潔に物事を伝えることはできません。
- that節
- 不定詞
- 動名詞
- 分詞構文
- 関係代名詞
- 前置詞
オンライン英会話では基本的に会話に焦点を当ててレッスンを受ける傾向があるからこそ、意識的に文法に焦点を当てた学習が必須です。
オンライン英会話のレッスン以外の勉強をしていない
「オンライン英会話のレッスンしか受けていない=英語と触れ合う時間が少なくて伸び悩みを感じやすい」と考えられます。
プロのスポーツ選手やアスリートは、チーム内で一緒に練習をするだけではなく自主トレーニングに励むのが普通です。
与えられたメニューだけではなく他の努力もしなければ上を目指すことはできず、この点に関しては英語の勉強にも同じことが言えるのではないでしょうか。
- オンライン英会話で講師と英語を話すだけで満足している
- その日のレッスンの復習は特に行っていない
- レッスンを受講すれば自然と英語力が上がる
上記のように考えている生徒は中々上達できず、途中で諦めて挫折する原因となります。
同じ語彙や表現ばかりを使っている
インターネットを使ったオンライン英会話は、自由に英語で会話ができるフリートークが醍醐味の一つです。
- 数百人と在籍している講師の中から好きな先生を選ぶ
- 今日の出来事について自由にフリートークを行う
- 次の日に同じネタで別の先生と話してみる
- 会話内容が異なるので全体の話の流れも変わる
こういった感じのレッスンは初心者に適していて、とにかく積極的に話して英語に慣れる試みは欠かせません。
しかし、いつまでも同じ語彙や表現ばかりを使っていると、次のステップへと進めないので伸び悩みの原因となります。
新たに覚えたフレーズで満足して甘えてしまう気持ちは分かるものの、同じ言葉ばかり使っていると幼稚に聞こえやすいので注意が必要です。
全てを講師に任せ過ぎている
初心者のうちはどんな流れで英語を学習すれば良いのか分からないので、全てを先生に任せるのは選択肢の一つです。
- 自分のレベルに合った教材やテキストを選んでもらう
- 発音の学習やトラベル英会話などお任せのレッスンを受ける
- フリートークで話す内容を全て委ねる
このように自分で決めなくてもオンライン英会話のレッスンを受けられますが、目的が先生から学ぶことと勘違いしている伸び悩みの原因となります。
全てを講師に任せ過ぎていると自分で考えることをやめてしまうので、あくまでも先生は会話のパートナーだと認識した方が良いでしょう。
オンライン英会話で伸び悩みを感じている時の効果的な対処法は?
以下では早くレベルアップして理想の英語力を手に入れたいと考えている方のために、伸び悩みを感じている時の効果的な対処法を幾つか挙げてみました。
「絶対に上達する」と言い切ることはできないものの、少しでも学習効果を高めるのは決して難しくないので試してみてください。
豊富な教材やテキストが用意されたスクールへと入会する
まずはスクールの選び方を押さえておかなければならず、豊富な教材やテキストが用意されたオンライン英会話がおすすめです。
- 初心者は初歩的な文法に焦点を当てたオリジナル教材
- 中級者は新しいフレーズが詰まったニュース教材
- 上級者は物事を上手く説明できるようになるディスカッション教材
上記のように個人のレベルでピッタリのテキストは異なり、自分に合った学習を続ければ伸び悩みは解消されて一歩ずつステップアップできます。
数多くのオンライン英会話の中でも、DMM英会話では7,400以上の教材やテキストが用意されていました。
しかも、どれを使ったとしても追加で料金は発生せず、無料で英語の学習を進められるので一度DMM英会話で無料体験レッスンを受けてみてください。
レッスン以外に英語の勉強をする時間を設ける
オンライン英会話のレッスン以外に英語の勉強をする時間を設けるのも、伸び悩みを防ぐ対処法の一つです。
具体的にどんな学習をすれば良いのか目安を見ていきましょう。
- レッスン中にノートアプリやメモを開いて終わった後に見返して復習する
- 先生とのやりとりをスカイプの音声に録音して聞き返してみる
- 市販教材の瞬間英作文を使って英語のインプットを行う
- 英文スクリプトを見ずにCDの音声から少し遅れて発声するシャドウイングを行ってリスニング力やスピーキング力を鍛える
オンライン英会話以外の学習の時間を増やしていれば、自然と上達スピードは上がっていきます。
1日に1時間や2時間など張り切り過ぎると後が続かないので、5分間や10分間でも英語と触れ合う努力をすべきです。
直ぐに結果が出ると考えないで気長に学習する
独学でテキストを使っていても、外国人講師とオンライン英会話のレッスンを受けていても、直ぐに英語学習の結果が出るわけではありません。
ゼロから外国語を勉強する場合は慣れるまでに想像以上の時間がかかり、ゆっくりと実力が身についていきます。
つまり、「早くペラペラの状態になりたい!」と焦ったところで意味はなく、気長に学習を続けるのが大事なのです。
伸び悩む辛い時期を乗り越えると、「あ、やっと理解できた!」とピンとくる瞬間がやってくるので、1日に1回のレッスンでも継続して続けることを目標にしてみてください。